株式会社ガイアドリーム TOP 導入事例 工場内における電力リサイクルループの構築
廃棄物管理業務 最適な循環支援

工場内における電力リサイクルループの構築 CASE 02

食品加工・製造業 or 製造業

食品製造会社B

導入内容工場内における電力リサイクルループの構築

課題

  • 廃棄物処理費用および電力コストが年々増加するとともに、エネルギー使用量増加や原単位の悪化リスクが顕在化し、従来の延長線上の対応では、コスト面・省エネ法対応の両面で限界を感じていた
  • 環境への配慮は継続して実施してきたものの、製造活動全体としての環境負荷低減を、より分かりやすく示す必要があった
  • Scope2※排出量削減に向け、電力使用量そのものの削減やエネルギー利用効率の改善を通じて、省エネ法における原単位改善にも貢献する、工場の実態や運用に即した、現実的で実行可能な施策を検討する必要があった

    ※「他社から購入した電気、熱、蒸気の使用」によって発生する間接的な温室効果ガス排出量

解決策

  • 工場内で発生する廃棄物をエネルギーとして有効活用し、電力として再利用する「工場内における電力リサイクルループの構築」を提案
  • 廃棄物処理と電力利用を一体で捉え直すことで、処理コストと電力コストの双方にアプローチする仕組みを構築
  • Scope2排出量削減にも寄与する形で、工場の運用実態を踏まえた、無理なく継続可能なモデルを設計

導入後の
効果と成果

  • 自社で発生する廃棄物を原料とした再生可能エネルギーの活用により、廃棄物処理費用および電力コストの抑制を実現
  • エネルギーの循環利用を通じて、製造活動における環境負荷低減の取り組みを分かりやすく可視化。
  • 再生可能エネルギー利用によるCO₂排出削減を、Scope2排出量削減に向けた具体的な施策として位置づけ、継続的な改善に向けた基盤を構築

食品製造業における廃棄物の環境課題

食品製造業では、「動植物性残さ」や「廃プラスチック類」が廃棄物の大きな割合を占めている。動植物性残さについては、飼料化や肥料化など複数のリサイクル手法が存在する一方で、エネルギーとしての活用、とりわけ電力利用と結び付けた取り組みは限定的であった。

こうした状況を踏まえ、廃棄物処理とエネルギー供給を一体で捉えられる可能性として、廃棄物処理会社が電力事業を併せ持つ点に着目した。

 

リサイクルスキームのコストシミュレーション

廃棄物から廃棄物から発電を行う事業者の多くは、FIT制度を活用した売電を主軸としているが、某大手処理会社様では廃棄物由来の電力を排出事業者へ還元する独自の仕組みを構築していた。本スキームについて、年間のCO₂排出削減量および廃棄物処理に要するコストのシミュレーションを実施。CO₂フリー電力の導入によりScope2排出量削減への貢献が見込まれるとともに、従来コストと比較して経済性の面でも成立することを確認した。

 

食品廃棄物を電力に変える資源循環モデルの完成

電力購入先の切り替えには運用面・契約面でのリスクも伴うため、導入にあたっては多角的な精査を実施した。ガイアドリームが全体のリサイクルスキームをコーディネートすることで、排出事業者様、運搬会社様、処理会社様、電力会社様をつなぐ体制を構築。

さらに、使用電力量に応じて再生可能エネルギー指定の非化石証書を組み合わせた電力プランを導入し、CO₂実質排出量ゼロを実現する資源循環モデルを確立した。

クライアント様の声CLIENT VOICE

環境と経営を両立する、次の一手が見えた取り組み

  • 今回構築した電力リサイクルループは、環境対応とコスト面の両立が図れるモデルだと感じており、今後は本事例を基に、他事業所への横展開も検討していきたい。
  • 廃棄物処理と電力利用を一体で見直したことで、Scope2排出量削減に向けた取り組みが具体化し、工場として次に進むべき方向性が明確になった。
  • 単なる環境対策にとどまらず、日常の運用に無理なく組み込める仕組みである点が評価でき、継続的な改善につなげられる手応えを感じている。

担当者からの一言STAFF VOICE

廃棄物を再生可能エネルギーへと転換し、電力として循環利用する仕組みを構築できたことは、本プロジェクトの大きな成果だと考えています。排出事業者様から運搬・処理事業者様、電力会社様まで関係者と連携することで廃棄物由来の電力を安定的に活用するモデルを実現しました。

今後も環境負荷低減と事業運営の両立を目指し、持続可能な社会の実現に貢献する仕組みづくりに取り組んでまいります。

CASE 01 食品資源循環リサイクルループの構築
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CASE 03 廃プラスチック焼却処分からの変更
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