外部依存型スキームの課題整理
従来、店舗から発生する段ボールを中心とした資源物は外部事業者へ委託して処理しており、一次処理が行えないことから資源としての価値を十分に引き出せていない状況にあった。
また、出荷先が限定されることで条件面の柔軟性が低く、再資源化品目についても主体的にコントロールしづらい構造的な課題を抱えていた。
再資源化センター立上げと内製化スキーム構築
これらの課題に対応するため、店舗から発生する資源を集約し一次処理を行う自社再資源化センターを新たに立ち上げた。圧縮機を導入することで段ボールのベール化を実施し、一次処理を前提とした出荷体制を構築。あわせて、資源売却スキームの見直しを行った。さらに、段ボールに加え雑紙やペットボトルについてもセンター集約・一次処理を進め、再資源化や有価物化対象品目の拡張を図った。
収益性向上と戦略的資源管理への転換
その結果、年間約2,500t発生していた段ボールをはじめとする資源物について、一次処理後の出荷が可能となり買取条件の向上や出荷先の選択肢拡大を実現した。
再資源化による収益性が改善するとともに、再資源化される品目を戦略的に管理できる体制が整い、資源循環の高度化と経営面での効果創出につながっている。
クライアント様の声CLIENT VOICE
将来を見据えた再資源化の形づくり
- 店舗から出る資源を自分たちでコントロールできるようになり、再資源化に対する考え方が大きく変わった
- コスト削減にとどまらず、将来を見据えた仕組みづくりができていると感じている
- 単なる再資源化にとどまらない、自己循環利用(防災商品や買い物かご)検討の道筋が見えた
担当者からの一言STAFF VOICE
再資源化は「集める」だけでは価値は最大化されません。
どこで一次処理を行い、どの形で、どこへ出荷するか。
その設計次第で、資源は経営を支える力になります。
本事例は、その可能性を具体的に形にした取り組みです。
